2017全国合同バレエの夕べ Sylvia

  今年の、全国合同バレエの夕べ。もう1日は8月3日(木)に行われ、東京地区作品は石井竜一振付作品『Sylvia』でした。

これは初日の佐藤作品とは対照的に、バーミンガムロイヤルバレエ団でプリンシパルの佐久間奈緒さん、ファーストソリストの厚地康雄さんを主役に迎えて、各バレエ団、日本バレエ協会でも既に活躍をしているダンサー達がソリストを。それに準ずるダンサー達がアンサンブルを踊りました。             

   有名なドリーブ作曲『Sylvia 』から5曲を使い、シンフォニックにアレンジした作品で、リハーサル取材時、石井さんは「バランシンが作ったとしたらこんな感じかな、と思って作りました。」と語っていました。 
   佐久間さんの巧さ、厚地さんのダイナミックな踊りに続いて、ダンサー達は気持ちよく踊れ、またアンサンブルを揃え易く工夫された石井さんの振付を受けて、リハーサルにおいても真剣に自分達の良さに磨きをかけていました。

(本番を前にダンサー達一同から石井らに感謝を込めて贈られたTシャツ)

 (本番が終わりリラックスの一同)

オーケストラの演奏による本番は、 ミストレスの田所いおりさんの指導とも相まって、すっきりとしながら堂々としたとても見応えのある作品となりました。客席からはたくさんの拍手が送られました。    

                                              (Report  鶴見未穂子)